魚の目が出来た。

左足の小指の付け根に。いや、正確には「出来てたと」という表現が正しいだろう。それまでは多少痛いけど我慢できる痛みだし・・・的な感覚でほったらかしていたのだが、先月の勤労感謝の日を含む3連休あたりから左足の魚の目が日に日に自己主張を強め始め12月1日を迎える頃には歩き方がおかしくなる勢いになってしまった。

とりあえず患部を確認したところ想像以上に見開かれた、つぶらな（魚）の瞳がこちらを凝視している。何でしたら実際に自分の顔に付いてる目と取り替えたくなるくらいの、つぶらな大きな目である。

そして確認した日が12月1日（土）で長女の学習発表会だったのである。

痛みがあるので変な歩き方をしながら小学校の体育館へ。

勿論体育館は土足禁止である。そんな保護者の為にスリッパが用意されている。この「スリッパ」学校によく通われる保護者が女性の方が多いせいか妙に外観が「シュッ」とした作りになっており、私の突き出た魚の目を効率よく刺激してくれる。

こうして体育館の端っこで妙にモゾモゾしてる怪しい保護者を1時間くらい周りの保護者に披露した私は、まともに長女の晴れ舞台を見る事が出来ずに学習発表会を終えたのであった。


実は「魚の目」になったのは今回が初めてではない。前回になった時に病院へ行き、初診は固まった皮膚を柔らかくする薬を貰い3日後くらいに改めて通院して該当箇所を削って貰ったのだ。その事も有り今回は通院する前に市販の薬を付けて万全の処置をした後にお医者さんに診て貰おうという事で、現在は家で薬を塗りながら何故こんな事態に陥ったのかを冷静に思い返してみる事にした。

勤労感謝の日の前の日々

キャンプへ行けないもどかしさを抱えながら連休手前の22日に仕事で使うPCでメールチェックを行う。どうやら3連休の中日の24日は所属している会の懇親会的な物があるようだ。という事はキャンプへ行けるとしたら3連休前半の23日〜24日の夕方までがリミットだな・・・

そんな感じで連休中のスケジュールを組み立てつつ家に帰宅して妻に言われた第一声が

「23日は子供二人連れて実家へ行きたいんだけど・・・」

である。

どうやら以前 義母が我が家に滞在していた時に私の知らない所で妻と一緒に買い物へ出掛け、そこで思いっきり転けて胸を強打し骨が折れた（ヒビが入った？）らしい。買い物に連れ出した妻がそれを負い目に感じ1日だけでも義母の世話（家事の手伝い）したいとの事だ。

ちなみに「行きたいんだけど・・・」とこちらの様子を伺ったような物言いであるが既に妻の中では決定事項であり「行く事に決めたから！」が日本語的に正しい表現だと感じたが、私もそれを指摘する程子供でも無ければ権限も無かった。

内心「子供二人（9歳児と5歳児）を連れて行ったら、手伝いどころか迷惑にしかならないだろ」という一抹の不安もあったが、その言葉を胸に秘めたまま「私が行ったら絶対に義母が気を使ってよろしくない結果になる」事だけを妻に告げ一人家に残る事になった。

そんな3連休の初日

急に1人の時間ができ有意義な時間の使い方を知らない私はひたすらApple TVでソリティアを行っていた。ぶっちゃけ面白くも何とも無いのに続けさせられてしまう魅力がソリティアにはある。と言っても30分程度が限界だった。ひたすら操作性の悪いApple TVのリモコンにイライラしたのも有りソリティアを止めてyoutubeに切り替えた。

実は昔からゲーム実況が好きで、何より牛沢（以下：ウッシー）という人物がやるゲーム実況はニコニコ動画の時代から好きだった。彼のテンションとツッコミと適当さ加減は見ていて面白い。暇な時にチェックして貰いたい。
https://www.youtube.com/channel/UCZMRuagdTBKmmrFtSMN48Xw

そんなウッシーが当時（最近ではあるが）配信していた動画が「パチンコのゲームの付録のようなゲーム？」である。私もかなり昔ではあるがパチンコではなくスロットを打ってた時期がある。




分かる人にしか分からないとは思いますがスロットは4号機の時代を打ちながら規格が5号機に変わったタイミングで卒業しました。それが約12〜3年くらい前の事だったと思います。上述の動画を見ながらスロットは今はどんな感じになってるんだろ・・・？と少しだけ興味が湧き、少しだけ調べ、文字通り「暇つぶし」として近所のパチンコ屋で暇つぶしする事にした。

と言うわけでお店へ

近所のお店と言っても本当に近所にお店がある訳では無い。我が家は普段の生活なら車を使わないで済む立地なのだが、何処へ行くにしても徒歩なら微妙な時間がかかる。繁華街は10〜20分、少し離れた少し大きな駅も20分といった感じでそれぞれが微妙に離れた位置にあるような感じだ。そんな中、家賃の高いような繁華街のお店はきっと「ぼったくる気」満々と推測し、適度に大きく適度に寂れたような駅の近くにあるお店に突撃する事にした。

結果から言うと負けてしまった。ただ、直ぐにボーナスが当たってそれが一気に出る訳でなくダラダラと出したコインを回収されて少しだけ追加投資したくらいで終わった。あまりの中途半端な感じで勝ちは無いにしろ負けたという気分にもなれず、いまいち熱くなれなかったのも有り「これはきっとお店選びを間違えたのだ！」と自分に言い聞かせ結局徒歩で繁華街にあるお店に場所を移す事にした。

2件目も結果から言うと負けてしまった。

1件目と同じように直ぐにボーナスに当たり、それをダラダラと回収されるという流れだ。スロットというのは曲がり形にも「ギャンブル」という遊びだ。莫大な、それこそ人生を変えるほど投資するのは考え物だが適度に今日明日のお小遣いが減ったり増えたりするドキドキ感が全く感じられないのもどうかと思う。これはお店選び悪かったのか業界全体がそうなのか・・・。そう考えながら今度は繁華街の奥の方にあるお店に移動する事にした。

3件目は勝った。

と言っても少額である。3件目も直ぐにボーナスに当たったのだがボーナスが終わるのも早かった。流石に3件目となるとボーナスが終わった直後に「あ、この台はもう出ないな・・・」的な物を感じるようになり、ソソクサとボーナスで出たコインを持って席を立った。

結果3件目でそれまでの負けを返済した形となりました。

結局この日は適度に離れたお店を3件徒歩で歩き回っただけで失った物は「有意義な時間」という事になった。

3連休の後半

2日目は私を除く家族皆で繁華街に買い物へ出掛けた。勿論、私は除かれているので買い物の内容は知る由も無い。家族はいつ帰るんだろ・・・と寂しく感じ始めたタイミングでこの日の夜からある所属している会の懇親会的な物へ出発。

懇親会も終わり、なんやかんやで2件目で相席したカナダ人父子と身振り手振りの熱い討論をした結果、家に帰ったのが夜（朝？）の3時になってしまった。とりあえず男なんて髪の毛の色や肌の色が違えど本質は一緒なんだと分かった夜だった。良い思い出をどうしても作りたいという彼等に私はコールガールという手段もあるという事を夜中の12時過ぎた時間に一生懸命アルコールを摂取しながら説明していた。

そんな夜を終えた連休3日目の朝、私は目覚めると共に「トイレの住人になる」事からスタートした。少し下世話な話題になるが、こうした暴飲暴食の翌朝のトイレは排泄する少し手前くらいから妙にお腹というか出口の辺りがせつなくなる。全身の神経がそこに集中してしまうほどの何とも言えない感覚に陥るのだ。

そして昔の人達が伝えてくれたのだが、いまいちピンとこなかった単語・・・

この時だけは「尻子玉」を感じ取れた気がする。

3連休振り返ってみて

結局この3連休はパチンコ店を渡り歩いた結果「魚の目」の成長を促し、呑みすぎた結果「尻子玉」の存在を感じ取れた気がするだけで有意義とは程遠いロクでもない連休を過ごしただけという事が判明した。

そしてこの記事を書きながらギャンブルやお店に行って呑むというのも良いのだが、やはりキャンプは自分にとって有意義で良い趣味という事を再確認しました。



あー、キャンプ行きたい！